全身脱毛が遺伝したらいいなと願うと夢がある

エステやクリニックで脱毛をすることはメンズも主流になってきているこの頃かと思われます

脱毛の歴史は紀元前からあるので まさか当時はこのように脱毛ができるとは想像もしなかったことでしょう

世の中の学問や発見は 仮説 を実証することで夢のような事実が見つかったりするものですね

眺める月に人が行くことなど ちょんまげを結う時代には考えられなかったことでしょう

地球を中心に太陽や月が回っていると思われた天動説の時代もありました
誰がウニを食べようと考えたのか
存在は ニワトリが先か 卵が先か

沢山の不可能に思われた事が可能となった事実や まだ解明されていない現象は 多くの 仮説 の元 成立したことでしょう

では 仮説として
「脱毛すると 自分の子供も毛が少なくなるのか」

もしも 脱毛を完了した男女の間に生まれた子供は その遺伝情報も伝わるのか ということですね

こういった推論は いくつかの手法によって導きだされることがあります

いくつかの一般論の根拠によって結論をだす 帰納法(きのうほう)

いくつかの結論がでている現象を元に 求める結論をだす 演繹法(えんえきほう)

多角的な見方で可能性を見出す推察によって 演繹法や帰納法の結論に導く アブダクション

帰納法:例
A脱毛は 昔から女性に人気がある
B脱毛は 施設によって痛みが違う
C脱毛は 沢山の広告宣伝がされている
D近年は ジェンダーレスが流行っている
結論:脱毛は今後 男性にも人気がでる美容である

演繹法:例
A脱毛は B生物におこなう
B生物は C人間である
結論:A脱毛はC人間におこなう

アブダクション:例
A職場の男性の顔が明るくなった
B表情には 以前のような地球のような青さが無くなった
結論:彼は脱毛サロンに通っているんだろう →演繹法で確認→帰納法で確認

今回の仮説はアブダクション的な まだまだ結論がだせない内容かと思いますが 夢がありますよね

通常DNAは生まれたときから亡くなるまで 変わらない設計図であり 遺伝子はDNAのほんの一部の中にある受け継がれた詳細情報に思われています

その詳細である遺伝子は最初の情報のまま 子に孫に 約半分受け継がれるという認識です

一卵性双生児を調べてみたところ 普遍的と思われていた遺伝子に まるで修飾(飾りのような色どり)されるように「生きてきた環境やストレス」によって 新しい情報が加えられる現象があるようです

それを 「エピジェネティクス」 と言われています

新たに遺伝子へ情報が修飾されることを エピジェネティクス修飾 と呼ばれるようですね

後天的遺伝子とも言われ 環境やストレスによって 遺伝子が変化する現象としては 一卵性双生児の髪の濃さや肌の状態で計測されるとも言われます

もちろん 仮に夫婦男女が昨日永久脱毛完了して すぐに次世代の子供を宿されても 遺伝子が「変わる気」がしません

けれど 永久脱毛して 十数年経過して 子供を宿しましたら 体は脱毛されている状態を維持しているので もしかして遺伝子に修飾が加わって「変わったかも」と期待したくなります

期待値が勝手に上がりましたが そんな事が本当におこれば 美容整形したら子供の顔も「変わるかも」と言っているのと違わない事になりますね

なんとなく 美容整形したからといって 子供にまで整形後の顔が受け継がれる「気はしない」と感じます

けれど それも何十年か定着した表情であれば もしかして それがオリジナルの顔だと遺伝子が認識して 受け継がれないものかな と 勝手にアブダクションの材料にしたくなります

実証するには関係各位な協力者が沢山必要な気もしますので なんとも自分の現存した一回性の人生では結論はでてこないでしょう

ただ そのような ほとんど可能性が無いと思われているエピジェネティクスを夢みて脱毛してみるのも 幸せな思考になるひとつかもしれません

はたして 江戸時代に月に行く夢と 全身脱毛が遺伝する夢 どちらが実現可能な仮説でありましょうか

 

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