胸毛の脱毛は命を救う
胸毛の脱毛はファッション的に 衛生的にも 需要はあるものです けれど もっと大事な場面でも意味はあるものです
心肺停止の人に遭遇したことがありますか?
僕はありませんが たいていは医療関係者よりも一般市民が最初にみつけるものです
日本では 年間に25000人以上の人が心肺停止で倒れるみたいですね その中で救命される人は45%とも言われます 社会復帰率は10%程度のようです
AEDの使い方、わかりますか?
おそらく使用説明書はしっかりと書いてあるでしょうが 設置は増えていくことでしょう
そのAEDにより蘇生処置をするとき 胸毛があると 毛が焼けて火傷したり「パットを患者の胸にしっかりと貼ってください」とエラーがでたり 効果も半減するようです
AEDのレスキューセットにカミソリが入っている場合がほとんどのようなので 落ち着いて探せばみつかるでしょうが カミソリで除毛している間も心肺停止しているので その時間がとてつもなく長くあせる時間かと想像できます
実際 エステでお客様のシェービングに慣れている人でも 胸毛のシェービングに何分くらい掛かるでしょうか
電極パッドで胸毛を剥がすにも 粘着性が頼りないこともありますが 予備がなければ使用できなくなりますのでワックス脱毛のように剥がす事は考えないほうがよさそうです
倒れてから5分以内は蘇生の可能性が高まるようです 3、4分たつと 脳の回復が難しくなるともいわれています
【つまりAEDを使うまでにはAEDを探して 戻ってきて設置が終わるまでに3分でこなさなければなりません】
そこに胸毛があったらと思うと青ざめそうです
また AEDの備品は消費期限のようなものがありますが たいてい近くのストアで見かけても かなりのほこりが積もっていて ちゃんと使用できるように願うばかりです
胸毛がないだけで救命された人は何人いることでしょう また胸毛があったために救命が間に合わなかった人は何人いるでしょう
実際にAEDを使用されることは5%程度です つまり1250人が救われたわけですね 1%増えれば250人救われるわけです
施術したお客様から聞きましたが そんな話をした際に 健康診断か何かで 胸にあてたパットがエラーを起こしたことがあるそうです
ファッション性 衛生的 素晴らしい動機です そこにもうひとつ 5000人のひとりに起こる現実に 自分の万が一の命を護る動機があっても良いかと想像いたします