脱毛の優先 1肌 2期間 3費用
まずはお客様のお肌を守ることが最優先ですよね
そのために お客様の肌タイプや薬の服用やアレルギーや疾患歴などを尋ねなければいけないことも必然となります
肌への影響を考えると 一番先に考えるリスクは熱傷(火傷・やけど)になります
どの程度から肌が熱傷するか知っておかないといけませんよね
低温熱傷
■42度 6時間
■50度 3分
■60度 1分
■70度 1秒
熱傷
このように見ますと光脱毛の照射は
35度から80度
の幅ですね
温度の低い順にみますと
■THRサーモヒートリムーバー
■SHRスーパーヘアリムーバル
■SSCスムーススキンコントロール
■IPLインテンスパルスライト
だいたいの熱量が
■THR35度
■SHR50度-70度
■SSC60-80度
■IPL70-80度
程度でしょうかね
瞬間的照射は0.1秒や0.2秒なので 基本熱傷の心配はありませんが 技術の低さか意識の低さによっては【重ね打ち】を何度もしてしまうスタッフも中にはいらっしゃるかもしれません
また いつもは大丈夫だけれど 紫外線の強くなる5月からは 同じ照射でよいかどうかは【再検討】が必要にもなりますね
■日に焼ける
■汗がでる
これだけで照射リスクが変わりますので 毎回の照射レベルをチェックして 汗でヒリヒリが増す可能性 湿疹・あせもの疾患歴・海水浴の禁止・屋内プールでの窓際注意などを伝え合わなければならないかと思います
基本レーザー脱毛がクリニックでしかできないのも 熱量が
120度から250度
など高温のため 人によれば熱傷前提となることでしょう それは医師が在中している場所でしか無理です
■Ⅰ度熱傷 表皮 赤い程度
■Ⅱ度熱傷 真皮 水ぶくれ
■Ⅲ度熱傷 皮下組織 白く黒いただれ
これを意識しておくだけで照射の仕方も変わることでしょう
また 硬毛化や増毛化、という現象がありますよね
現在でも原因が解明できていないと言われているものですが 僕が想像するところは
■脱毛をしていなくても なっていた
■強い光により活性化した
■毛のカットの角度が斜めで面積が広くなり太くみえる
こんなところでしょうか
脱毛士の資格を取るためのテキストをみると【レーザー脱毛のほうが硬毛化になりやすいと見られている】と記載があったりするので 光が強いほど逆に活性に繋がるかもな と思うところではあります
でも ちゃんとした太い毛は またそれを普通に脱毛すればよいだけなので 産毛よりたやすくなるかもしれません
けれども 脱毛の主流も長いので 現在でもわからないのなら やっぱ脱毛してなくても硬毛増毛したのではないかと感じてしかたありません
期間を考えたとき
通常薄い毛や普通の毛量であれば 1年1周(12回から17回)で考えています
誰よりも濃い場合は3周の可能性も先に伝えます
1周終了後に再度お話合いですね
初期カウンセリングで夏の肌環境を尋ねるだけで 夏を避けた施術が良いか 照射レベルを最弱で乗り切るべきかなど変わると思うので それによって期間も変わると思います
費用は先払いより都度か月定額の費用と合わせた来店がベターですね たいてい頂いている費用より予定の施術が早く進む感じですね
お客様を無理に長引かせる施術は不本意ですし 期間が延びることで費用も上がるようなプランも不本意なので 期間の目安とそれまでの費用と来店回数は固定して その他お客様からの希望があれば無理のない予算であれば役務を請け負う気にはなれますが 基本【我々は儲けたいのではなく お客様に損をしてほしくない】というスタンスでいます 20年も色々個人法人商売営んでいるとそんな気持ちになります
無理なキャパで脱毛を始めると必死と苦痛が入り混じり 熱傷をすれば【うらみ節】になります 無理なプランはやってはいけない時代かと思います